「最近勃起しにくくなったけど、もしやED?」
「妻と子どもを作ろうと決めてから中折れすることが増えた気がする…」
「まだ20代だけどEDになることってある?」
上記のような悩みを一人で抱えていませんか?
この記事では「EDで勃起しない原因や治療法、自力での治し方」について解説しています。
さらに、
- EDとインポテンツの違いは?
- 中折れもEDの一種?
- 彼氏がEDなんだけどどうしたらいい?
などよくある疑問についても解説しています。これを読めば「EDで勃起しない原因や治療法、自力での治し方」についての疑問点が解消でき、改善に向けた第一歩が踏み出せますよ!
それでは早速見ていきましょう!
【この記事をまとめると】
- EDには器質性・心因性など4つの種類がある
- 20~30代の若い男性でもEDになり得る
- 中折れする人や朝立ちしない人も注意が必要
- 国に認められたED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3つ
- オンラインでED治療薬を処方してもらえるクリニックもある
【本記事で紹介するDMMオンラインクリニックでのED治療について】
*お問い合わせ先:TEL 0120-703-013
*ED治療薬を一度服用したからといって永久的にEDが改善するわけではありません
*ED治療薬を用いた治療には、副作用(ほてり、頭痛、鼻詰まり、動悸、血圧異常、めまいなど)を伴うケースがあります
*ED治療薬の副作用が気になる方は、副作用リスクが比較的低い医薬部外品やサプリの精力剤もチェックしてください
*持病や服用中の薬によっては、ED治療薬を服用できないことがあります
*保険適用外の自由診療となります
ED(勃起不全)の種類4つと各原因
EDとは、「Erectile Dysfunction(エレクタイル ディスファンクション)」の略で「勃起不全」を意味します。
以前は「インポテンツ」「インポ」などと呼ばれていましたが、差別用語にあたるとして現在の医療用語として使用されなくなりました。
EDの定義は「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」。そのため「勃起しない」だけではなく、以下の症例もEDに含まれます。
- なかなか勃起できない
- 全然勃起しない
- 途中で中折れしてしまう
- 勃起してもあまり硬くない
- 勃起する日しない日がある
- 性欲はあるが勃起しない
そもそも勃起はどのように起こるのでしょうか。勃起のメカニズムは以下の通りです。
脳が性的刺激を受ける
↓
性的興奮や刺激を陰茎に伝達
↓
一酸化窒素(NO)が分泌
↓
サイクリックGMPが増加
↓
海綿体の平滑筋が弛緩
↓
多量の血液が海綿体に一気に流れ込む
↓
血液の圧で海綿体が硬くなる=勃起
【血流の流入を促進し勃起を促すサイクリックGMP】 勃起の際に重要なのが、「サイクリックGMP」です。陰茎の平滑筋がゆるみ一酸化窒素(NO)が放出されるとサイクリックGMPが増え、海綿体への血液流入を促進して勃起を促します。
【血流を流入を抑えて勃起を抑えるPDE5という酵素】 射精後や性的興奮が収まると、「PDE5」という酵素がサイクリックGMPを壊し、平滑筋が収縮して海綿体から血液が流出し勃起は収まります。
EDの方は、通常射精後に働いて勃起を抑えるPDE5という酵素がもともと多いためにサイクリックGMPの働きが妨げられ、勃起を制限してしまいます。EDの治療にはこのPDE5の働きを抑制することで、海綿体への血流を促進する、というわけです。
EDの原因にはこの勃起のメカニズムが正常に働かないことが考えられます。つまり、性的興奮を伝える神経またはペニスへの血流を促す血管に異常があるため、陰茎海綿体へ十分な血流が促されず、勃起するに至りません。
勃起のメカニズムが働かない原因には以下の4つの種類があります。
器質性ED:血管や神経の障害
器質性EDとは、勃起のメカニズムに重要である血管や神経に直接的な原因があるEDを指します。一般的に加齢とともに血管は老化して硬くなり弾力性に乏しくなるため、器質性EDを自覚する方は増加します。
動脈硬化によって血管が拡がらず血液の循環が悪くなると、陰茎海綿体へ血液が流入しなくなるためEDが起こりやすくなります。 さらに加齢に伴う血管の老化だけはなく、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の人も、血管への負荷がかかり動脈硬化が進行している可能性があります。喫煙や過度な飲酒も血管には好ましくありません。
また動脈硬化の他にも神経異常が原因で、性的興奮を受けても脳から陰茎へ勃起命令がうまく伝わらずEDになる場合も。神経異常には内的要因として糖尿病性神経症、パーキンソン病、アルツハイマー病など自律神経自体に障害が起きるものと、外的要因として脊髄損傷、前立せん肥大や前立腺がんなど手術・外傷によるものがあります。
器質性EDは、加齢や生活習慣病による動脈硬化や、病気や外傷による神経傷害を原因とするEDだと言えます。
心因性ED:ストレスや性行為へのトラウマ
心因性EDは、ストレスやうつ病といった精神疾患など精神的な原因からEDに発展したものです。
勃起はそもそも、脳からの神経伝達を受けて陰茎に血液が送り込まれることで促されます。そのため性的興奮や性的刺激が脳から陰茎に伝えられなければ、勃起は起こりません。精神的なストレスがあると、この刺激を陰茎に伝えることができずEDになってしまいます。
原因となるストレスは様々です。うつ病などの精神疾患や心的外傷後ストレス障害(PTSD)だけではなく、
- 仕事の多大な責任
- 「子どもができない」という妊活の焦り
- 「孫が早く見たい」という親の圧力
- 性行為がうまくいかなかったことによるトラウマ
など、誰がなってもおかしくないようなストレスが原因になる可能性があります。
こうしたストレスを自分自身で把握できているならまだいいですが、幼少期の体験やトラウマなど、無意識下の深層心理に原因がある場合は治療が困難になる可能性も。性行為の経験が浅い20代や、仕事の責任が重くなったり子作りにプレッシャーを抱えたりする30代は、こうしたよくある心理的ストレスからEDになるケースも多いです。
混合型ED:器質性EDと心因性EDの両方
EDの原因は一つに特定できるような単純なものであるとは限りません。むしろ上記の「器質性」「心因性」の2つの理由が合併してEDを引き起こすことも多くあります。
生活習慣病や加齢による動脈硬化の影響という器質的な原因に加えて、加齢によりホルモン分泌が減少し精神的なストレスの抵抗力が落ちるという心因性の原因も合わさって、EDが重症化することも。
さらに一度勃起不全を経験してしまうと、「また上手くいかないかもしれない」という不安感や「パートナーに失望を与えたかもしれない」というショックから、心因性EDがますます強まることさえあります。
また薬の副作用で勃ちが悪くなり、性行為の自信を消失してさらにEDが進行する「薬剤性」+「心因性」という場合もあります。
このような混合型EDは、複数の原因にそれぞれアプローチしなければ症状が改善できず、その原因を特定することの難しさがあります。いずれにせよ生活習慣を改めながら、ストレスもできるだけ抱え込まないよう心掛けることが重要です。薬を服用している方は主治医に相談してみましょう。
薬剤性ED:服用中の薬
服用中の薬の副作用が原因でEDになるのが薬剤性EDです。
薬剤性EDの原因としてよくある薬に抗うつ薬がありますが、うつや不安症への治療には脳からの興奮を抑える働きがあり、勃起に影響を及ぼします。
他にも、
- 中枢神経に作用する薬剤:解熱、消炎鎮痛剤、抗不安薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗精神病薬、睡眠薬を含む向精神薬
- 末梢神経に作用する薬剤:筋弛緩薬、鎮けい薬、麻酔薬、抗コリン薬
- 循環器系に作用する薬剤:不整脈治療薬、利尿剤、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症用剤
- 消化管に作用する薬剤:消化性潰瘍治療薬、麻酔薬、抗コリン薬、鎮けい薬
といった薬剤が影響を与える可能性があります。
実際にこれらの薬剤を服用していた方が別の薬に変更したら、EDが改善したというケースも見られます。服用している方は、主治医に代わりの薬剤を処方できないか相談してみましょう。
EDの症状を程度別に分類・セルフチェック(軽度EDにも注意)
ED診療ガイドライン(第3版)によるとEDは「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」とされます。
- 勃起するまで時間がかかる
- 性的興奮は感じるがなかなか勃起しない
- 性行為に不安があり勃起しない
- 挿入の途中で中折れしてしまう
- 勃起の硬さが十分ではない
- 自慰行為では問題ないが性行為ができない
EDという言葉に「全く勃起ができない」状態を考える方もいらっしゃるかもしれませんが、EDに当てはまる症状は広範囲にわたります。「勃起しても柔らかい」「セックスしても途中で中折れしてしまう」など満足に性交を行うことができない状態は、いずれもEDに当てはまります。
「もしかしたらEDかもしれない」とお考えの方は、国際勃起機能スコア(IIEF5)を用いてセルフチェックを行うことができます。
全5問の質問に答え、合計点数が21点以下であればEDの疑いがあります。一度ご自身でセルフチェックしてみてください。
※過去6ヶ月以内でお答えください。
- 非常に高い【5点】
- 高い【4点】
- 中くらい【3点】
- 低い【2点】
- 非常に低い【1点】
- ほぼいつもあった【5点】
- しばしばなった(半分よりもかなり高い程度)【4点】
- ときどきなった(半分くらいの程度)【3点】
- 数回なった(半分よりかなり低い程度)【2点】
- ほとんど、またはまったくなかった【1点】
- ほぼいつも維持できた【5点】
- しばしば維持できた(半分よりもかなり高い程度)【4点】
- ときどき維持できた(半分くらいの程度)【3点】
- 数回維持できた(半分よりかなり低い程度)【2点】
- ほとんど、またはまったく維持できなかった【1点】
- 困難ではなかった【5点】
- やや困難だった【4点】
- 困難だった【3点】
- とても困難だった【2点】
- 非常に困難だった【1点】
- ほぼいつも満足できた【5点】
- しばしば満足できた(半分よりもかなり高い程度)【4点】
- ときどき満足できた(半分くらいの程度)【3点】
- 数回満足できた(半分よりかなり低い程度)【2点】
- ほとんど、またはまったく満足できなかった【1点】
ED判定 | 合計点数 | ||
判定不可 | 1~4点 | ||
重度ED | 5~7点 | ||
中等度ED | 8~11点 | ||
軽度~中等度ED | 12~16点 | ||
軽度ED | 17~21点 | ||
EDではない | 22~25点 |
一度勃起不全を経験すると「また失敗するかもしれない」と不安を抱え、ますます悪化する恐れもあります。あくまでもEDを疑う目安となりますが、自覚のある方は一度医療機関を受診し専門医に相談してみてください。
EDかどうかを判断する年代別のポイント
「EDって40代以上に多いのでは?」というイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか。
しかし20、30代からEDに悩む方も意外に多く、年代ごとに原因となる傾向は異なります。
ここでは年代別にEDになりうる原因の特徴を紹介します。「もしかしたらEDかも?」と思われる方は、ご自身にあてはまる傾向がないかチェックしてみてください。
20代男性:性経験の少なさによる緊張も多い
20代男性がEDになる原因としては、性経験の少なさからくる不安や緊張によるものが多いです。
極度の緊張状態に陥ると、勃起命令となる脳からの興奮や刺激がうまくペニスに伝わらず勃起ができません。
「性交がうまくいかなかった…」というトラウマがますますEDを強めてしまうこともあり得ます。また就職など生活環境の変化によるストレスが原因となる場合も。
20代男性はこうした心因性からくるEDが多いのが特徴です。
30代男性:精神的な原因の中折れも多い
仕事も波に乗り責任あるポジションにつくことが多くなる30代男性は、仕事の責任からくるプレッシャーや精神的な疲労に悩む方が多くなります。
こうした精神的ストレスから、性的興奮が陰茎に伝わらず勃起不全へとつながります。
また子作りがうまくいかないストレスやパートナーとの夫婦関係への悩みを原因とすることも。
30代男性も心理的要因でEDになる方が多いようです。
30〜50代男性:生活習慣病による勃起機能低下も多い
30代以上になると身体機能も徐々に低下し始めます。そのため中高年に近づくにつれて心理的な原因だけではなく生活習慣病を原因とするEDも多くみられるようになります。
30歳を過ぎると勃起に重要な働きをする血管が衰えはじめます。また糖尿病などの生活習慣病にかかる人も年齢とともに増加しますが、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病も、血管に負荷がかかって動脈硬化に陥りやすくなります。血管の流れが悪くなると、陰茎に血液が充満しきれず勃起不全を引き起こしてしまいます。
こうした生活習慣病は、不規則で栄養バランスの悪い食事や運動不足、喫煙、飲酒など要因は身近なところに。
中高年の多くが何らかの生活習慣病のリスクを抱えており、将来的に大きな健康障害につながる懸念があります。心身の健康を維持、改善するために生活習慣を一度見直してみることが大切です。
60代以降の男性:血管機能が低下し男性ホルモン分泌量も減少
60代以降では男性の生殖機能の低下により、EDを引き起こす可能性が多くなります。
60歳を超えると加齢による血管の老化で血流が悪くなり、神経機能も鈍くなります。また持病が増えることで薬剤を服用する機会が増加し、副作用による勃起不全リスクも高まります。さらに性行為自体の機会が減少することで、「うまくいくかどうか不安」という精神的な面も要因に。
こうした理由から年齢が上がるにつれて、EDになる可能性は高くなります。
あくまでも各年代の原因になりやすい傾向なので、他の病気やケガでEDを引き起こすことも。いずれにしても原因の正しい認識と適切な治療を行うことが重要です。
【結論】EDは年代問わずなり得る!医師に相談するのがおすすめ!
今回もダメかもしれない…
年のせいか勃ちにくくなった
糖尿病のせい?
さまざまな要因が重なって起こるEDですが、上記で紹介した4つの原因いずれの場合でも、第一の治療法として選択するのがバイアグラなどのED治療薬を用いた治療です。実際に薬を服用して効果があるかどうか確かめるのが主流です。
その理由は、身体的・心理的原因問わずほとんどの場合にED治療薬が勃起機能改善に効果が期待できるから。勃起に重要な神経の損傷など一部の疾患・手術を除いて、大きな改善を見込めます。
勃起不全に悩まされた方が、ED治療薬を用いて性行為ができた成功体験が自信となり、ストレスが緩和してEDが改善したケースもあります。
ED治療薬は安全性にも配慮されており、勃起を促す血流改善に直接働きかけるので効果を実感しやすいのがメリット。即効性も見込めることから一般的なED治療法として多く利用されています。ただし処方には併用禁忌薬など注意点もあり、医師の問診が必要です。ED治療薬が服用できない場合の治療としては、陰茎海綿体注射や漢方薬などがあります。
デリケートな悩みではありますが、EDは生活習慣病を原因とした他の疾患の2次的な症状や重大な病気の前兆とも考えられます。できるだけ早めに医師に相談することが大切です。
ED治療薬3つの有効成分・効果の特徴
ED治療薬には3つの有効成分があり、それぞれ効果や持続時間、特徴が異なります。
バイアグラ(シルデナフィル) | レビトラ(バルデナフィル) | シアリス(タダラフィル) | |
規格 | 25mg・50mg | 5mg・10mg・20mg | 5mg・10mg・20mg |
有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩 | 塩酸バルデナフィル水和物 | タダラフィル |
形状 | 青いひし形 | オレンジの丸形 | 黄色の涙型 |
特徴 | ・世界初ED治療薬 ・知名度が高い |
・即効性 ・硬さが出やすい |
・世界シェアが高い ・持続時間が長い ・自然な勃起 |
作用時間 | 25mg:約3時間 50mg:約5時間 |
10mg:4∼5時間 20mg:7∼8時間 |
10mg:20∼24時間 20mg:30∼36時間 |
服用方法 | 性行為1時間前 空腹時は30分程度で作用 |
性行為1時間前 空腹時は20分程度で作用 |
性行為3時間前 |
食事の影響 | 受けやすい | 少ない | 受けにくい |
副作用 | 顔のほてり 目の充血、頭痛 鼻づまり |
顔のほてり 目の充血、頭痛 鼻づまり |
頭痛 顔のほてり 消化不良 |
バイアグラ(シルデナフィル)
バイアグラは世界で初めて製品化されたED治療薬で、シルデナフィルクエン酸塩を有効成分として含みます。
バイアグラの特徴としては、効果が比較的強く、レビトラに次ぐ勃起の硬さが得られます。人によっては「ガチガチに硬くなる」という人も。またジェネリックであればバイアグラジェネリックが3つの中で一番安価に入手することが可能です。
一方、持続力が最も短く、食事の影響を受けやすいと言う特徴も。また水に溶けやすく吸収されやすい分、効果が出やすく副作用が表れやすい側面があります。これは薬がよく効いていることの表れで、薬の効果が切れるとともに消失するため、多くの場合は過度な心配はいりません。
バイアグラをおすすめする人は、
- EDの症状が重く、強い効果を求める人
- 安価に済ませたい人
こんな人はバイアグラを選択するのが良いでしょう。
レビトラ(バルデナフィル)
レビトラは現在先発医薬品の生産が中止になっており、ジェネリック医薬品であるバルデナフィルを購入することが可能です。
レビトラは何といっても即効性と硬さを得られることが特徴。重度のEDの方には強い効果のあるレビトラがピッタリです。
ただし硬くなりすぎて感度が鈍る場合もあるのは注意すべき点です。副作用の表れやすさはバイアグラと同程度で、一時的な顔のほてりや目の充血、頭痛が起こる人もいます。
持続時間や食事の影響は中間程度。とにかく硬さが欲しい、即効性が欲しい。そんな人にはレビトラがおすすめです。
シアリス(タダラフィル)
世界シェアNo.1を誇るシアリスはタダラフィルを有効成分としており、その特徴は以下の通りです。
- 自然な効き目
- 長時間の持続力
- 食事の影響を受けにくい
- 副作用の影響が少ない
シアリスは3つの中で最長の、最大36時間まで効果が持続するのが特徴です。
800kcal未満の食事であれば食事の影響を受けにくいのもメリット。性行為は食後や飲酒後が多いですが、食事の影響を受けないのであれば使いやすいでしょう。
また自然な勃起で、レビトラやバイアグラでは硬すぎて違和感を感じた人にも好評です。程度の軽いEDの人なら十分な効果が期待できるでしょう。
さらに、シアリスは水に溶けにくい分穏やかに効果が現れるため、副作用の症状が出にくいのもポイント。
初めてのED治療薬で副作用が心配な方にも使いやすい薬剤だと言えます。
ED治療薬の処方・服用に関する3つの注意点
日本国内で承認を受けたED治療薬を入手するには、医師の処方が必要です。
特に命にかかわるような重篤な被害を受ける場合もあるので、必ず医師の指導の下で服用しましょう。
具体的な処方・服用に関する注意点は以下の三つです。
- 併用禁忌薬を服用中の人は処方してもらえない
- 副作用には個人差があり重篤な症状が出ることも
- 国内未承認薬の個人輸入は奨励できない
併用禁忌薬を服用中の人は処方してもらえない
ED治療薬には併用禁忌薬や併用注意薬があります。バイアグラ、レビトラ、シアリスそれぞれ併用禁忌薬は異なりますので、必ず医師の確認が必要です。
- 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤
- アミオダロン塩酸塩
- sGC刺激剤
- 抗ウイルス薬
- 抗真菌薬
- 抗不整脈薬など
- チトクロームP450 3A4阻害剤
- チトクロームP450 3A4誘導薬
- 降圧剤
- α遮断剤
- カルペリチドなど
これらは過度の血圧低下、呼吸不全など命にかかわる危険を伴います。心臓や血圧に関わる持病のある方(狭心症や重度の心血管系障害・心不全など)や脳血管に病気のある方(脳出血、脳梗塞等)は特に危険です。その他にも不整脈、肝炎、緑内障などの持病がある方も副作用の高いリスクがあります。
問診の際には、医師に必ず既往歴や服用中の薬について必ず伝達しましょう。
副作用には個人差があり重篤な症状が出ることも
ED治療薬は比較的安全性の高い薬で、ほとんどが薬の効力が切れるまでの一時的で軽度な副作用です。
3つともPDE5阻害薬にあたるため、類似した副作用が見られます。中でもバイアグラやレビトラは軽度の副作用が出やすい特徴があります。シアリスはそれに比較すると副作用の発生率が低い傾向があります。
軽度の副作用としては以下のものがあります。
- 顔のほてり
- 多汗
- 胸やけ
- 動悸
- 鼻づまり など
しかし、ごくまれに重い副作用が見られることもあります。
- 4時間を超える持続性勃起症
- 突発性難聴
- 狭心症
- 低血圧症 など
頻度や程度によっては使用を中止し、医師に相談するようにしてください。
国内未承認薬の個人輸入は奨励できない
医者にかかるのが手間だから、ネット通販でED治療薬を購入すればいいのでは?
確かにネット通販で海外製のバイアグラなどED治療薬は販売されていますが、それを安易な気持ちで購入するのはちょっと待った!
ネット通販で買えるのは厚生労働省からの承認がない海外製品。しかしネットで個人輸入できるED治療薬は約半数が偽造薬と言われており、安全性や効果が不明瞭かつ、健康被害を受けても救済措置の対象外となってしまうなど非常にリスクが高くなっています。
一方、日本国内で承認されたED治療薬には低価格のジェネリック医薬品も登場しており、先発品と同等の効果が望まれ安全性にも配慮されています。正規品であれば耐性や中毒性も少なく、毎日の服用や長期間の使用が可能な場合もあります。
ED治療薬の効果がないと言われる原因に、服用の仕方に問題があることも。安全で確実な効果を求めるには、医師の指導の下で処方された薬剤を正しい用法で服用することが大切です。
ED治療薬の服用とともに自力で行いたい4つの対策
ED治療薬は即効性はあるものの、勃起不全という症状を一時的に改善する対処療法であり、直接の原因の治し方そのものではありません。しかし根本原因を突き止め、対策をとることが大切です。
EDの根本原因は生活習慣病や心の病につながるものも多く、ゆくゆくは疾患の発病の恐れがあります。これらの原因を見直すことで生活習慣病の発病防止に役立つだけでなく、長期的なEDの治し方に貢献します。
具体的には以下の4つです。
- バランスのとれた食事を行い栄養不足はサプリで補う
- ストレスを溜め込みすぎず十分に睡眠を取る
- 適度な運動・筋トレを行い運動不足を解消する
- 喫煙や過度の飲酒を避ける
バランスのとれた食事を行い栄養不足はサプリで補う
食生活の乱れが生活習慣の乱れに表れます。
- 食事のリズムを整える
- 栄養バランスの良い食事
- 塩分や脂質を摂りすぎない
このようなバランスのとれた健康的な食事を心がけましょう。また、勃起不全の心強い支えとなるのに、以下のような栄養素があります。
男性の性機能改善の味方:亜鉛
亜鉛は男性ホルモン「テストステロン」の分泌を促進します。年齢を重ねるにつれてテストステロンは減少するため、亜鉛を摂取して補うと良いでしょう。
牡蠣は熱すると亜鉛の吸収率が下がりますので、生で食べるのがおすすめです。またレモンやほうれん草に含まれるビタミンCを一緒に摂ると亜鉛の吸収率を高めます。
血流改善に貢献:シトルリン
シトルリンは血流改善を促し、勃起力をサポートします。
また疲労回復や冷え性改善などにも効果が期待できます。
血行促進に期待:ビタミンE
ビタミンEは血行を促進する働きがあり、EDの改善に役立ちます。
アボカドはコレステロール低下にも効果的で、ビタミンEも豊富です。うなぎにもビタミンEは多く含まれており、血流改善が見込めるアルギニンの他にもビタミン類など栄養価が高く、滋養強壮の心強い味方となってくれます。
忙しい日々でこうした健康的な食生活を送るのは難しいことも。時にはサプリに頼るのも良いでしょう。
時間はかかりますが、長期的なEDの治し方として食事に気を配ることも大切です。
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ストレスを溜め込みすぎず十分に睡眠を取る
ストレスは若年層を中心としたEDの大きな原因の一つです。
勃起自体、自律神経に大きく関与しており、ストレスはその自律神経のバランスを乱す要因となります。
自律神経には、活動的になるときに優位になる「交感神経」と、リラックスしたときに優位になる「副交感神経」の2種類が存在します。自律神経は状況に応じてこの2種類の神経をバランスよく切り替えながら、身体機能を24時間休むことなくコントロールする重要な働きがあります。
勃起には脳がリラックスした「副交感神経」が優位である必要があります。しかし、強いストレスを感じたときや緊張や不安を抱えているときなどは、交感神経が優位に。「今日こそうまくやらなければ」というプレッシャーは交感神経を優位に働かせ、勃起ができなくなってしまいます。
ストレスを発散するためには
- 自分の趣味に没頭する
- ゆっくり湯船につかる
- 旅行に行く
など自分なりにリラックスできる方法を見つけ、ストレスをため込まないようにしましょう。また、自分の心のモヤモヤを吐き出すのもおすすめです。友人だけではなくカウンセラーなどの専門家に相談するのも良いでしょう。
睡眠不足でなかなか寝付けないという方は
- 起床時はカーテンを開け太陽の光を浴びる
- できるだけ起床・食事・就寝の時間を決め規則正しい生活リズムを整える
- 快適に就寝できるよう寝室環境を整える
- 就寝前のカフェイン摂取を控える
- 就寝前の喫煙・飲酒は控える
このような方法を試してみてください。
「ストレスを抱えているかも?」と自覚がある方は、自分なりのストレス発散方法を見つけ、十分な睡眠を取るよう心がけましょう。
そもそも睡眠不足自体がストレスの原因となる場合も。個人差はありますが6~8時間ほどの適正な睡眠時間をとるように心がけましょう。
適度な運動・筋トレを行い運動不足を解消する
適度な運動や筋トレは非常に効果が期待できるED対策です。
運動や筋トレによって勃起不全の対策に以下のような効果が期待できます。
- 血行が良くなる
- 筋力アップ
- 不安や緊張といったストレスを発散できる
- 生活習慣病が予防できる
1つ目は、血行が良くなります。勃起は陰茎海綿体に血液が充満して起こるため、血行が良くなると勃起しやすくなります。
2つ目は、下半身の筋力アップができます。陰茎海綿体に送り出す血液を増やし維持するために、筋力アップは重要です。加齢とともに身体機能は衰えていきますが、適度な運動習慣があればその働きを維持することも可能。勃起不全のアプローチに優秀な働きをもたらします。
3つ目は、不安や緊張などのストレスを発散できます。適度な運動は気持ちをスッキリさせ、寝つきもよくなり眠りの質を改善します。心因性EDの大きな要因となるストレスを発散するのにも運動は最適です。
4つ目は、生活習慣病の予防につながります。特に「有酸素運動」はED要因の「糖尿病」「高血圧症」「肥満」などを改善するのに役立ち、習慣にするのにおすすめです。
- 軽いジョギング
- やや早足のウォーキング
- 水泳
これらが習慣づけに最適です。
また、筋トレをするならワイドスクワットやヒップリフトでお尻や内ももの筋肉を鍛えるのが良いでしょう。
EDの大きな要因に広範囲にアプローチできる運動は、心も身体も健康に保つのにピッタリです。
喫煙や過度の飲酒を避ける
喫煙や過度の飲酒はEDを引き起こす要因になります。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ血液が流れにくくなり、動脈硬化を促進させます。勃起は男性器に血液を集中して起こるため、血流の悪化はEDを引き起こす原因になります。
また、タバコやアルコールは男性ホルモンに悪影響を及ぼします。通常であれば、性的興奮を感じたときに分泌された男性ホルモンが、勃起を誘発するトリガーになります。喫煙や過度の飲酒をすると男性ホルモンの分泌が正常に行われないため、EDを生じやすくなります。
一方、飲酒は適量であればリラックス効果をもたらし、緊張からEDに悩んでいる方には有効となる場合もあります。しかしED治療薬を服用する際は効果が減少する恐れもありますので、アルコールは少量の摂取を心がけましょう。
EDに悩んでいる場合は喫煙や飲酒を控えるのも一つの方法です。
EDで勃起しない・中折れする人におすすめのクリニック2選
EDでお悩みの方におすすめのクリニックを2つ紹介します。
- ED治療薬をリーズナブルでスピーディに入手可能!「DMMオンラインクリニック」
- 持病などでED治療薬を服用できない人におすすめ「Dクリニック東京」
ED治療薬を1錠378円から処方「DMMオンラインクリニック」
DMMオンラインクリニックは、予約・診察・薬の配送をスマホでも行える、スピーディな手軽さが魅力のオンライン診療です。
- オンライン診療で初診から気軽に受けられる
- 土日祝も21時まで診療可能
- バイアグラジェネリックなら1錠420円~
DMMオンラインクリニックのオンライン診療を活用すれば、全国どこでも受診可能。人目を気にして通院できなかった方でも自宅で気軽に医師の診療を受けることができます。
土日祝も8時~21時まで利用可能で、診療時間が幅広いことも忙しい人にピッタリ。
人件費などの諸費用が削減しており、バイアグラジェネリックであれば1錠420円からお試しすることが可能です。
またバイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬を扱っており、飲み比べパッケージプランで自分がどの薬が合うかお試しすることもできます。薬剤の変更がなければ再診せずスマホ一つでの追加配送もでき、診療の手間を省くことができる点もメリット。薬の配送は東京都や大阪市の一部の地域であれば決済完了から3時間で受け取ることができるサービスもあります。
一方、予約が15分刻みと短く動画音声のみの診療で、詳しい問診には不十分という場合も。ただしこれはオンライン診療に共通するデメリットで、それよりもスピードや手軽さを求めたいという方におすすめです。
クリニック情報
DMMオンラインクリニック | |
電話番号 (問い合わせ) |
0120-703-013 |
診療時間 | 【平日】 8:00~22:00(年末年始を除く) 【土日祝】8:00〜21:00(年末年始を除く) |
治療期間 | 内服薬による対処療法のため、継続が必要 |
治療方法 |
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診察費用 | 診察料:0円 配送料:550円 |
ED治療薬の価格 |
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※ED治療薬を一度服用したからといって永久にEDが改善するわけではありません
※ED治療薬を用いた治療には、副作用を伴うケースがあります(体のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸、血圧異常、めまいなど)
※持病や服用中の薬によっては、ED治療薬を服用できないことがあります
ED治療薬以外の治療法なら「Dクリニック」
「AGA(薄毛)」治療を中心とした男性特有の悩みに対する専門クリニック「Dクリニック」は、ED治療薬を飲めない人でも使える衝撃波技術を採用したED治療を行っています。東京・新宿・札幌・名古屋・大阪の店舗で治療が可能です。
- 衝撃波の照射によりEDに対する根本的な治療が可能
- 1回20分・合計4回の通院で治療が終了
- 副作用がない
- ED治療薬と併用できる
Dクリニックの特徴は、世界初ED治療専門機器レノーヴァを使った治療にあります。直接レノーヴァから男性器に衝撃波を照射し、血流を良くして勃起機能を改善します。
対処療法のED治療薬とは異なり、根本的なED治療に役立ちます。従来機器よりも短時間での施術が可能で、治療時間は1回20分、週1回×4回と少ない回数の治療で終了します。
また、副作用が少ない、痛みも感じにくいなど身体への負担が少ないとされているため、ED治療薬の副作用が心配だった方にもおすすめ。
さらに早く効果が欲しいという時にはED治療薬を併用することもできます。レノーヴァで根本的な原因にアプローチしながら、一時的にはED治療薬による勃起サポートを受けることで、ED治療中でも満足度の高い性生活を送ることが可能です。
デメリットとしてはその価格。1クルー合計4回の治療で330,000円と、ED治療薬1回〜数回分に比べると高額です。しかし、EDの根本的な原因にアプローチした衝撃波治療を受けられる点が大きな魅力です。また、血液検査やホルモンの数値の他にもさまざまな検査を行い、総合的な検査データから自分に合った適切な治療法を選択できる点も心強いでしょう。
ED治療薬が服用できず、自分のEDの原因が血管や神経などの障害からくる器質性のものであれば、衝撃波によるED治療はより効果的です。4回の治療で根本的な原因を直接改善できるのであれば、その価値はあるといえるでしょう。
\ED治療薬を諦めた人におすすめ/
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クリニック情報
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Dクリニック東京 | Dクリニック新宿 | Dクリニック大阪 | Dクリニック名古屋 | Dクリニック札幌 | |
電話番号 (問い合わせ) |
03-5224-5551 |
03-4335-7810 | 06-6940-7888 | 052-249-8880 | 011-350-7474 |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内10F | 東京都新宿区新宿3丁目17番地10号 HULIC & New SHINJUKU 8F | 大阪府大阪市北区梅田3-3-20 明治安田生命大阪梅田ビル21F | 愛知県名古屋市中区栄3-17-15 エフエックスビル9階 | 札幌市中央区北4条西2丁目1番地2キタコートレードビル7F |
診療時間 | 【火曜~金曜】10:00~19:00 【土日祝】9:00~18:00 ※14:00~15:00昼休診 ※月曜休診 |
【水曜】13:30~19:00【木曜・金曜】10:30~19:00 【土曜・日曜日祝】9:30~18:00 ※全日、13:00~14:00は休憩時間 ※最終受付は診療時間の30分前 |
【木曜~土曜】10:00~13:00・14:00〜19:00 【水曜】14:00~18:00 【日曜】10:00〜13:00・14:00〜18:00 |
【水曜】 11:00~14:00(電話予約のみ)・ 14:00〜18:00(再診のみ) 【木曜】11:00〜18:00 【金曜】10:30〜19:00 【土曜】10:00~19:00 【日曜】10:00~18:00 ※全日13:00~14:00は昼休診 |
【水曜】13:30~19:00【木曜・金曜】10:30~19:00 【土曜・日曜】9:30~18:00 ※木~日曜日の13:00~14:00は昼休診 |
治療期間 | 約1ヶ月(1週間に1回×4回) ※追加治療が必要ない人もいれば、反応が悪くなった頃再度治療を受ける人も |
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治療方法 |
※衝撃波治療がメインで内服薬単体での治療は不可
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診察費用 | レノーヴァ 1クール:330,000円 ※1回77,000円の都度払い ※血液検査料金なども含む ※初診・再診費込み ※自由診療のため保険適用外 |
※「レノーヴァ」は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です
※本医療機器はDクリニックの医師により、イスラエルのダイレックス社から個人輸入されたものです。個人輸入された医療機器の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/index.html
※国内において承認されている同等の医療機器はありません
※米国FDAに承認された医療機器ではありません。重大な副作用・リスクに関しては、明らかになっておりません
※施術中にチクチクとした違和感を覚える場合がありますが、術後の経過とともに消失することが多いです
EDに関してよくある質問6つ
EDとインポテンツの違いは?
EDとインポテンツはほぼ同じ意味を表します。
以前は「インポテンツ」や「インポ」などと表現されていましたが、差別用語にあたることから医療用語にふさわしくないとされ、「Erectile Dysfunction(勃起障害・勃起不全)」の頭文字を取ってEDと呼ばれるようになりました。現在は医療用語でもインポテンツではなくEDという言葉が用いられています。
「インポテンス」「インポテンツ」「インポ」という言葉には、「能力が低い」「役立たず」という侮辱的な意味も。またどちらかといえば勃起機能が完全に喪失してしまった状態を指しており、改善が見込めないような状態を指します。
EDはあくまでも「勃起機能の低下」を指し、勃起はできるが維持できない、硬さが不十分といった症状も含まれます。勃起不全でも現在はED治療薬を用いれば治る病気となってきているため、気になる方は専門家へ相談してみましょう。
中折れの人はED?
中折れはEDの一種です。
ただし中折れが一時的なものであったり、2、3日朝立ちしない日が続いたりする程度では問題はありませんが、頻度や症状によっては治療を必要とする場合も。放置すると症状の悪化や、EDだけではなく要因となっている病状が進行する可能性もあります。
自分の症状が気になる方は決して軽視せず、一度医師に相談することが大切です。
朝立ちしない人はED?
朝立ちは正式には「夜間陰茎勃起現象」といい、男性には必ず見られる生理現象です。朝立ちしないことが必ずしもEDとは限りませんが、何かしらの身体の不調が朝立ちしない要因になっている可能性は考えられます。
朝立ちはそもそもなぜ起こるのかというと、睡眠中にも自律神経が身体機能をメンテナンスしているから。男性は一晩の睡眠中、3~5回の勃起と終息を繰り返しています。その最後の勃起が起床後にも続くことが朝立ちになっているというわけです。
朝立ちしないだけでEDだと断言はできませんが、他にも「性行為の途中で萎えてしまう」など自覚症状がある場合はEDの可能性があります。医師の問診を受けてみましょう。
20代彼氏がEDになったらどうする?
EDは中高年に限った話ではなく、20代男性でも起こり得る症状です。決して「自分のせいで彼氏がEDに…?」などと自分を責めることはしないでください。
特に若い男性の場合、その多くが精神的なストレスが引き金となるEDです。EDだとわかった瞬間「浮気をしているのではないか」と疑いたくなるかもしれませんが、EDの原因となる要因は他にいくつも考えられます。
例えば性行為に過去に失敗があり、それがトラウマで緊張や不安を抱えているようなことはないですか?職場でのストレスなど、パートナーが悩んでいる様子はありませんか?EDの要因は精神的な要素も大きいです。一度悩み始めると、EDを引き起こしてさらに自尊心を傷つけられ、悪循環に陥るかもしれません。
医師に相談すればEDは十分克服できるものです。ほとんどの場合、ED治療薬を用いれば改善へと導いてくれます。ED治療薬を用いながら成功体験を積めば薬に頼らずとも性行為ができるようになるまで回復することも。 ついパートナーにネガティブな発言をぶつけたりするのは、症状を悪化させる原因になるので避けましょう。
EDは二人の問題だと捉え、簡単ではないかもしれませんが「医師の診察を受けてほしい」と勇気を出して前向きに理解を示すのが、改善への第一歩です。
亜鉛不足が原因でEDになる?
亜鉛は米国で「セックスミネラル」と呼ばれるほど男性機能には関係が深い栄養素ですが、亜鉛不足をEDの原因と断言することは難しいです。
確かに亜鉛には精子の生成促進やホルモンの分泌促進機能という勃起に関係が深い働きがあります。しかしED患者に亜鉛を用いた臨床実験をしたデータはまだ存在せず、亜鉛が直接EDを改善する効果があるかは不明瞭です。もちろん長期的には亜鉛を摂取することで生殖機能改善に効果が見られるかもしれませんが、すぐにEDを克服したいというニーズには不適切です。
ちなみに亜鉛の内服はED診療ガイドラインの治療方法には含まれていません。
亜鉛不足の他に思い当たるストレスや身体症状がないか確認してみることがまず先決です。
心因性EDもED治療薬で治る?
ED治療薬は、重大な疾患や手術以外ほとんどの場合で第一の治療法として選択します。これは心因性EDの場合でも同様です。心の不調の場合、心のケアをするための精神療法やストレス発散、十分な睡眠、運動習慣などの生活習慣改善も合わせて行うと良いでしょう。
心理的な要因であっても、ED治療薬の服用で勃起力が改善し、性行為の成功体験を積み重ねることで不安感や性欲低下の悪循環が解消されることがあります。
身体的な要因の場合は疾患による身体への障害をなくすことは難しく、ED治療薬を長期的に服用し続けなければならないですが、心理的な要因の場合改善すれば薬なしでも充実した性生活が送れるようになる可能性もあります。
ED治療薬を用いながら成功体験を積み、ストレス軽減や生活習慣改善に努めながら克服を目指しましょう。
ED (勃起不全)の悩みはクリニックで医師に相談!
今回は「EDで勃起しない原因や治療法、自力での治し方」について解説してきました。
本記事をまとめると、
- EDとは「満足できる性行為が行えない状態」を指し、中折れや硬さが足りない、勃起が持続しないなどの症状も含まれる
- EDの原因には「器質性」「心因性」「混合性」「薬剤性」の4つがある
- ED治療薬は即効性・安全性に配慮されているが、医師から処方された正規品を服用する
- 規則正しい生活習慣やストレスをため込まないことがED改善の第一歩
- オンラインで診療・ED治療薬の処方を行うクリニック もある
EDに悩む人は実に多く、日本人男性の約3人に1人がEDを患っているとも言われています。たとえ20~30代であってもEDを発症することはあります。
EDは決して恥ずかしいことではありません。少しでも早く症状を改善するためにも、医師に相談をするのがおすすめです。
オンライン診療であれば、家族や知人にバレずに隙間時間で治療を受けることができ、国内承認薬をコンビニに配送してもらうことも可能です。
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