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ED治療薬売れ筋ランキング10選!勃起力・持続力の効果や副作用を比較し選び方とジェネリックおすすめも紹介

「EDに悩んでいるけど、どの薬が本当に効くのか分からない…」
「ED治療薬の副作用が怖いけど、安全性の高い薬ってあるの?」
「バイアグラよりもおすすめのED治療薬があるって本当?」

ED治療薬の使用を検討しているものの、効果・安全性ともに高い薬がどれなのか分からずに悩んでいる方も多いでしょう。この記事では、ED治療薬のおすすめランキング10選を発表します。

また、ED治療薬の新薬とジェネリック医薬品の違いやED治療薬の選び方と服用時の注意点もお伝えするため、安全にED治療薬を入手し服用するまでの流れが分かります。「もしかしてEDかも」と悩んでいる方は、一度クリニックを受診して適切な薬を処方してもらうことで、悩んでいる症状を改善できるケースも多いです。

本記事をご一読いただき、安全な方法でED治療薬を活用していきましょう。

忙しい方向け!本記事のまとめ!
本記事の要点
  • 精力剤とは、精力減退を軽減・予防するための医薬品・食品(サプリ)の総称
  • 【よくある落とし穴①】サプリメントはあくまで食品の仲間であり効果を認められているものではない。→非推奨
  • 【よくある落とし穴②】勃起不全に”即効性”があるのは「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」などのED治療薬のみ
  • 【よくある落とし穴③】ED治療薬の個人輸入は危険大!40%が偽物で死亡事例もあり!

▼【早見表】タイプ別おすすめの精力剤一覧

スクロールできます→

タイプ1.深刻な悩みではないので手軽に始めたい
=サプリメント(効果は認められていないため非推薦)
▼特徴
・食品の仲間(健康用食品)
・効果効能は認められていない
・多くの精力剤はサプリに該当するため注意が必要
タイプ2.手軽に精力剤を求めるなら!
=プロキオン(指定医薬部外品)
▼特徴
・厚生労働省が効果効能を認めた指定医薬部外品
肉体疲労・滋養強壮の効果を求める方におすすめ
・初回限定パック980円
・送料無料
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タイプ3.即効性を重視/EDで悩んでいる
DMMオンラインクリニック(ED治療薬)
▼特徴
・国内正規品のED治療薬を処方可能
・スマホを使ってスキマ時間の診察も可能
・最短当日発送可能&翌日到着
・診察料0円
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タイプ4.薬に頼らず根本的なED治療を行いたい
=メンズライフクリニック
▼特徴
・ヨーロッパの泌尿器科学会で認められた方法を採択
・陰茎部の血管形成を促すことでEDを根本的に治療
・6回10万円~(1日あたり296円)
メンズライフクリニックの詳細はこちら

【本記事で紹介するED治療のクリニックついて】
*バイアグラなどのED治療薬を一度服用したとしてもEDが永久的に改善するとは限りません
*バイアグラなどのED治療薬を用いた治療には、副作用(ほてり・頭痛・鼻詰まり・動悸・めまいなど)を伴うケースが見受けられます
*ED治療薬の服用に伴う副作用が気になる方は、こちらの記事で医薬部外品の精力剤なども比較することをおすすめします
*併用禁忌薬を服用中の方や重篤な持病をお持ちの方は、ED治療薬を服用できないことがあります(詳しくは医師にご相談ください)
*本サイトで紹介するクリニックでのED治療は保険適用外の自由診療です

*DMMオンラインクリニックお問い合わせ先:0120-703-013

DMMオンラインクリニックの評判は悪い?口コミをもとにED治療の費用や流れ、薬の配送まで解説

目次

ED治療薬とは?

ED治療薬とは、ED(勃起不全)の治療に用いられる薬です。EDは、性交を行うのに十分な勃起ができない・勃起を維持できない症状を指します。

一度も勃起に達したり維持できたりしたことがない症状を「原発性ED」と呼び、勃起できていた人がEDになる症状を「後発性ED」と呼びます。

原発性EDよりも後発性EDを発症する確率の方が高く、EDは成人男性であれば誰しもに起こり得る病気の一つです。

そんなEDに対し、現在用いられているED治療薬の多くが、血管を拡張して正常な勃起を補助する薬です。

男性が性的刺激を受けた際、大脳から脊髄を経由して勃起中枢に司令が出され、ペニスの細動脈壁から一酸化窒素(NO)が分泌されます。一酸化窒素の分泌により、環状グアノシン一リン酸(cGMP)という血管拡張物質が増加します。この作用でペニス周辺の血管が拡張して血液量が増え、海綿体に血液が流入することでペニスは勃起状態となります。

EDの方の体内では、上記の勃起作用を抑えつけるPDE-5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素が多く分泌している状態です。ED治療薬に含まれる有効成分(バイアグラのシルデナフィルなど)は、PDE-5の活性を阻害することで、血管の拡張とそれに伴う勃起状態を補助する効果があります。そのため、ED治療薬は「PDE-5阻害薬」と呼ばれることも多いです。

2023年現在、国内で承認されているのは下記のED治療薬新薬3種類と、それぞれの特許が切れた後に製造販売されたジェネリック医薬品に二分されます。

上記3種の有効成分は異なりますが、作用としてはどれもPDE-5の活性を阻害して勃起を補助するED治療薬です。

ED治療薬3種類(厚生労働省認可)を比較

主要なED治療薬には「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類があります。これらの特許はすでに切れており、現在ではより安価なジェネリック医薬品を処方してもらうことも可能です。3つの先発医薬品と各ジェネリックは主要成分や作用が同じのため、それぞれの薬を理解することでご自身に合った薬を選びやすくなります。三大ED治療薬の違いは、下記の通りです。

バイアグラ レビトラ シアリス
成分 シルデナフィルクエン酸塩 塩酸バルデナフィル水和物 タダラフィル
メーカー ファイザー株式会社 バイエル薬品 日本新薬株式会社
勃起の強さ 強い 最も強い 普通
持続時間 3~5時間 5~8時間 24~36時間
効果開始時間(即効性) 30分〜1時間 15~30分 1時間〜3時間
副作用 出やすい 出やすい 出にくい
食事への影響 受けやすい やや受けにくい 受けにくい
アルコール 適量なら問題ない 適量なら問題ない 適量なら問題ない
新薬の価格目安 25mg 1,300円/1錠
50mg 1,600円/1錠
10mg 1,600円/1錠
20mg 1,800円/1錠
10mg 1,500円/1錠
20mg 1,600円/1錠
ジェネリックの種類 シルデナフィルOD錠「トーワ」シルデナフィル錠「FCイ」シルデナフィル錠「キッセイ」など ・バルデナフィル錠「サワイ」
・バルデナフィル錠「トーワ」
タダラフィル錠「サワイ」タダラフィル錠「あすか」タダラフィル錠「クラシエ」など
ジェネリックの価格目安 25mg 270円/1錠
50mg 1,000円/1錠
10mg 900円/1錠
20mg 1,200円/1錠
10mg 700円/1錠
20mg 1,200円/1錠

バイアグラの特徴

製造会社 ファイザー
有効成分 シルデナフィル
作用 PDE-5の活性を阻害して血管拡張を維持し勃起を補助する
勃起の強さ 強い
効果開始までの時間(即効性) 30分〜1時間
効果持続時間 3~5時間
添加物 結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム。クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、乳糖水和物、酸化チタン、トリアセチン、青色2号
食事の影響 (他のED治療薬と比較して)受けやすい
副作用 (他のED治療薬と比較して)出やすい
見た目 青いひし形

バイアグラは、世界で初めて製造・販売されたED治療薬です。米国ファイザー社により1998年にED治療薬として販売されて以降、世界中で愛用されてきました。もともとは、1990年代前半に英国にあるファイザー社の研究機関「ファイザー・サンドウィッチ研究開発」で、シルデナフィル(sildenafil)が狭心症の薬として開発されました。狭心症への思うような効果は得られなかったものの、勃起を促進する作用があると分かり、ED治療薬として開発が進みバイアグラが誕生します。

日本でも1999年に厚生労働省の承認が下りて以降、特許が切れる直前の2013年までは最も処方されていたED治療薬でした。ジェネリック医薬品やその他のED治療薬の台頭により、バイアグラの処方割合のシェアは全盛期に比べて落ちていますが、2023年現在でもED治療薬として広く用いられています。

バイアグラの有効成分は、シルデナフィルです。シルデナフィルには、正常な勃起を妨げるPDE-5という酵素の働きを阻害し、血管を拡張することで正常な勃起を補助する効果があります。バイアグラの効果持続時間は約3~5時間ですが、効果が現れるのは性的興奮があった時のみです。また、効果が発現するまでの時間は約30分〜1時間です。錠剤の種類としては、シルデナフィルの含有容量および形状に応じて、下記の4種類(国内承認済みは3種類)が存在します。

タイプ 国内承認・未承認
バイアグラ25mg 錠剤 国内承認済み
バイアグラ50mg 錠剤 国内承認済み
バイアグラ100mg 錠剤 国内未承認
バイアグラODフィルム50mg フィルム(水無しで飲める) 国内承認済み

バイアグラの特許が切れた2014年以降はさまざまなジェネリック医薬品が登場し、バイアグラ同様にシルデナフィルを含有したより安価なED治療薬として多くの人に使用されています。2023年現在、日本国内で承認されているバイアグラジェネリックは、東和薬品、キッセイ薬品工業など8社から販売されています。バイアグラとほとんど同じ効果をより続けやすい価格で得たいという方には、ジェネリックもおすすめです。

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レビトラの特徴

製造会社 バイエル薬品
有効成分 バルデナフィル
作用 PDE-5の活性を阻害して血管拡張を維持し勃起を補助する
勃起の強さ 最も強い
効果開始までの時間(即効性) 15〜30時間
効果持続時間 5~8時間
添加物 クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸Mg、ヒプロメロースなど
食事の影響 やや受けにくい
副作用 出やすい
見た目 オレンジ色の円形

レビトラは、勃起効果が最も強いタイプのED治療薬です。アスピリンの開発でも有名なドイツのバイエル薬品が、2004年に10mg錠・2007年に20mg錠を発売しました。日本国内でも長い間多くの男性に使用されてきましたが、2021年10月にバイエル薬品より販売中止が発表されました。2023年現在ではレビトラのジェネリックが2社より販売されているため、レビトラを使用していた方やバルデナフィル配合の薬を使いたい方は、レビトラジェネリックを処方してもらうのがおすすめです。

レビトラの有効成分はバルデナフィルです。バルデナフィルには、正常な勃起を妨げるPDE-5という酵素の働きを阻害し、血管を拡張することで正常な勃起を補助する効果があります。バルデナフィルは水に溶けやすい性質のため、他のED治療薬に比べて即効性が高い点が強みで、効果が発現するまでの時間は約15~30分です。また、勃起への効果も他のED治療薬に比べて強いとされています。効果の持続時間は5~9時間です。

レビトラの特許が切れた後さまざまな製薬会社がジェネリックを製造販売し始めました。日本国内で承認済みのジェネリックは、下記の3社が製造販売しているものです。

・沢井製薬(バルデナフィル錠「サワイ」10mg /バルデナフィル錠「サワイ」20mg)
・東和薬品(バルデナフィル錠「トーワ」10mg /バルデナフィル錠「トーワ」20mg)
・富士化学工業(バルデナフィル錠5mg「FCI」/バルデナフィル錠10mg「FCI」/バルデナフィル錠20mg「FCI」)

レビトラと同じくバルデナフィルを有効成分とするED治療薬を求めている方、強い勃起効果と即効性を求めている方は、上記3社のレビトラジェネリックのいずれかを医師に処方してもらいましょう。

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シアリスの特徴

製造会社 新日本製薬
有効成分 タダラフィル
作用 PDE-5の活性を阻害して血管拡張を維持し勃起を補助する
勃起の強さ 普通
効果開始までの時間(即効性) 1~3時間
効果持続時間 24〜36時間
添加物 乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、トリアセチン、タルク
食事の影響 受けづらい
副作用 出にくい
見た目 卵形でくすんだ黄色のフィルムコート錠(中身は白い錠剤)

シアリスは、効果の持続時間が最も長いタイプのED治療薬です。最大36時間の効果持続時間があり、金曜日の夜に服用すれば日曜日の昼まで効果が続くことになるため、「ウィークエンドピル」ともよばれています。シアリスは新日本製薬株式会社が製造販売するED治療薬であり、有効成分としてタダラフィルを含有しています。タダラフィルの容量タイプとしては3種類あり、5mg錠・10mg錠・20mg錠です。2013年8月には世界市場でシェア第1位を占めました。

シアリスの有効成分タダラフィルには、正常な勃起を妨げるPDE-5という酵素の働きを阻害し、血管を拡張することで正常な勃起を補助する効果があります。シアリスの効果が発現するまでの時間は1~3時間と、他のED治療薬に比べて長めです。また、勃起効果も緩やかであり、自然な硬さを得られると言われることが多いです。その緩やかな効果が24~36時間の長い時間持続するのが強みです。また、顔のほてりなどの副作用が、主要新薬3種の中で最も出にくい薬でもあります。

なお、現在ではシアリスのジェネリックとして、9社のタダラフィル錠が厚生労働省の認可を受けて国内で販売されています。ジェネリックもシアリス同様の緩やかに長時間持続する効果が人気を博しており、価格はシアリスよりも安価です。シアリスやそのジェネリックは、「週末用などに持続時間の長いED治療薬を求めている方」や「顔のほてりなどの副作用が少ないED治療薬を求めている方」におすすめです。

ED治療薬の売れ筋ランキング10選!ジェネリック医薬品のおすすめも紹介

3大ED治療薬の違いが分かったところで、ED治療薬の売れ筋ランキングからおすすめをチェックしましょう。新薬に加えジェネリック医薬品(後発医薬品)のおすすめも紹介するため、よりお手頃な価格で入手できるED治療薬も分かります。

タダラフィル(シアリスジェネリック)

(出典:江州製薬

シアリスジェネリックのタダラフィル錠は、沢井製薬や東和薬品をはじめとする計9社から厚生労働省の認可を受けたED治療薬として販売されているものです。シアリス同様に有効成分「タダラフィル」を含有するED治療薬であり、シアリスよりも価格は安価です。

シアリスの特許が切れた後、2020年3月に沢井製薬からタダラフィル錠CI「サワイ」が発売されました。同年には他の製薬会社も次々にシアリスジェネリックを販売し始めました。主要なシアリスジェネリックの特徴とシアリスとの違いをまとめると、下記の通りです。

製薬会社 名称・容量 有効成分 価格
新日本製薬 シアリス タダラフィル 1,500~2,000円/錠
沢井製薬 ・タダラフィル錠10mgCI「サワイ」
・タダラフィル錠20mgCI「サワイ」
タダラフィル 1,200~1,400円/錠
東和薬品 ・タダラフィルOD錠10mgCI「トーワ
・タダラフィルOD錠20mgCI「トーワ」(水無しで服用可能、レモン風味/ヨーグルト風味を選べる)
タダラフィル 1,200~1,400円/錠
シオノケミカル ・タダラフィル10mgCI「クラシエ」
・タダラフィル20mgCI「クラシエ」
タダラフィル 1,200~1,400円/錠

シアリスが涙型の錠剤であるのに対し、各シアリスジェネリックは円形の錠剤です。10mgから服用し始め、効果が出づらい場合に20mgに変更するのが一般的です。服用方法としては、性行為の1~3時間前に水またはぬるま湯で服用します。

シアリスジェネリックのタダラフィル錠は、シアリスの「効果が緩やか」「持続時間が長く」「副作用が出づらい」という特徴を引き継いでいます。その上で、シアリスよりも安価な点もメリットです。これらの特徴を考慮すると、シアリスジェネリックは、下記のような方におすすめです。

  • 初めてED治療薬を服用する方
  • 自然な硬さを長い時間持続したい方
  • 他のED治療薬の副作用が気になる方

ただし、シアリスジェネリックを海外から個人輸入するのは安全面でのリスクがあるためおすすめできません。シアリスジェネリックのタダラフィル錠は、必ず国内承認済みのものを医師に処方してもらいましょう。

バルデナフィル(レビトラジェネリック)

(出典:沢井製薬

レビトラジェネリックのバルデナフィル錠は、沢井製薬および東和薬品の2社から厚生労働省の認可を受けたED治療薬として販売されているものです。レビトラ同様に有効成分の「バルデナフィル」を含有しており、PDE-5の活性を阻害して正常な勃起を補助する効果があります。レビトラは発売元であるバイエル薬品から2021年10月に販売中止が発表され、以降日本市場における同錠剤の新たな流通は行われなくなりました。

そこでより注目を集めているのが、2020年6月に厚生労働省の認可を受けた沢井製薬のレビトラジェネリックおよび同年7月に認可された東和薬品のレビトラジェネリックです。それぞれの特徴は、下記の通りです。

製薬会社 沢井製薬 東和薬品
有効成分 バルデナフィル バルデナフィル
名称・容量 バルデナフィル錠10mg「サワイ」

バルデナフィル錠20mg「サワイ」

バルデナフィル錠10mg「トーワ」

バルデナフィル錠20mg「トーワ」

価格 約1,300~1,500円/錠 約1,300~1,500円/錠

レビトラは、ED治療薬の中でも得られる効果が強く、即効性も高いものとして人気を博していました。レビトラジェネリックのバルデナフィル錠もその性質を引き継いでおり、性行為の10~30分前に服用することで効果を発揮します。また、シアリスやシアリスジェネリックなどに比べて勃起への効果が強いため、勃起時の硬さと即効性の両方を求めている方におすすめです。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)

(出典:大興製薬

バイアグラジェネリックのシルデナフィル錠は、東和薬品・キッセイ薬品など8社から厚生労働省の認可を受けて販売されているED治療薬です。バイアグラ同様に有効成分「シルデナフィル」を含有しており、PDE-5の活性を阻害して正常な勃起を補助する効果があります。

バイアグラの特許が2013年に切れたことで各国の製薬会社がジェネリックの製造販売に乗り出し、国内では現在一錠あたり500円以下で購入できるものもあります。主要メーカーのバイアグラジェネリックをまとめると、下記の通りです。

バイアグラ バイアグラジェネリック
シルデナフィルOD錠VI「トーワ」 シルデナフィル錠VI「FCI」 シルデナフィル錠VI「キッセイ」
製薬会社 ファイザー社(ヴィアトリス製薬株式会社) 東和薬品株式会社 富士化学工業株式会社 キッセイ薬品工業株式会社
用量 25mg/50mg 50mg(レモン風味/コーヒー風味) 25mg/50mg 25mg/50mg
有効成分 シルデナフィル シルデナフィル シルデナフィル シルデナフィル
価格 約1,000円/25mg錠 約900円/50mg錠 約400円/25mg錠 約900円/50mg錠
形状 青色のひし形錠剤 白色の丸い錠剤 青色のひし形錠剤 青色の丸い錠剤

バイアグラジェネリックのシルデナフィル錠は、ED治療薬のジェネリック医薬品の中でも特に価格が安いのが魅力です。そのため、先発薬と同じ有効成分を含有しながら、先発薬の半額以下でED治療薬を試したいという方におすすめです。特に富士化学工業のシルデナフィル錠「FCI」は予算を抑えてED治療に臨みたい方に向いています

バイアグラジェネリックの効果は、バイアグラ同様に効果開始までの時間が30分~1時間、効果の持続時間は3~5時間となっています。副作用に関しては、シアリスおよびシアリスジェネリックなどより出づらいとされている薬もあるため、医師とも相談しながら、予算および体質に合ったものを選びましょう。

シアリス

(出典:日本新薬

シアリスは、日本新薬が2009年7月に販売を開始した、有効成分タダラフィルを含有するED治療薬です。タダラフィルには、PDE-5という酵素の働きを阻害し血管を拡張することで勃起を促進する効果があります。

シアリスは、タダラフィルの容量に応じて5mg・10mg・20mgの3種類が販売されています。効果の持続時間がバイアグラやレビトラよりも長いシアリスは、10mgでは~24時間・20mgでは~36時間の持続性があります。また、食事の影響を受けにくい点や顔のほてりなどの副作用が出づらい点もメリットです。なお、得られる勃起効果の強さとしては緩やかです。このような特徴をもつシアリスは、下記のような方におすすめのED治療薬です。

・週末などに最長36時間の長い持続効果を得たい方
・バイアグラやレビトラなどで勃起の強さに違和感を覚えた方
・バイアグラやレビトラなど副作用に悩まされた方
・食事の影響も受けにくいED治療薬を求めている方

なお、シアリスとほぼ同一の効果をより安い費用で得たいという方は、国内承認済みのシアリスジェネリックもチェックしてください。

レビトラ

(出典:バイエル

レビトラは、ドイツのバイエル社によって開発され、日本では20004年に日本バイエル社から発売されたED治療薬です。有効成分としてバルデナフィルを含有しており、PDE-5という酵素の働きを阻害し血管を拡張することで勃起を促進する効果があります。

レビトラはシアリスやバイアグラと比べて即効性が高い点が強みです。他の薬に比べて水に溶けやすく体内に吸収されやすいため、服用後15~30分で効果が出始めることが多いです。また、シアリスやバイアグラよりも硬く勃起するという特徴もあります。そのため、「即効性」や「勃起時の硬さ」を重視したい方におすすめ度の高い薬でした。

残念ながらレビトラは2021年10月に日本での販売中止が決定し、現在では流通していません。そのため、レビトラ同様の効果を得たい方には、下記2社が製造販売するレビトラジェネリックの使用がおすすめです。

・バルデナフィル錠「サワイ」10mg/20mg(沢井製薬株式会社)
・バルデナフィル錠「トーワ」10mg/20mg(東和薬品株式会社)

上記ジェネリックはレビトラとほぼ同じ効果を発揮するとされています。「即効性」や「勃起時の硬さ」を重視したい方は、バルデナフィル錠「サワイ」またはバルデナフィル錠「トーワ」をクリニックで医師に処方してもらうとよいでしょう。

バイアグラ

(出典:ヴィアトリス製薬

バイアグラは、ファイザー社が製造販売する世界で最も古いED治療薬で、日本では1999年に厚生労働省に認可されました。バイアグラには、有効成分としてシルデナフィルが含まれています。シルデナフィルには、PDE-5という酵素の働きを阻害し血管を拡張することで勃起を促進する効果があります。

バイアグラには25mg・50mg・100mgがありますが、日本で承認されているのは25mg錠および50mg錠のみです。効果開始時間は服用後30分〜1時間・持続時間は3〜5時間で、得られる勃起の硬さとしてはシアリスよりも強くレビトラより緩やかです。ただし、シアリスやレビトラに比べて副作用が出やすい・食事の影響を受けやすい点には注意してください。

また、バイアグラのジェネリックは他薬のジェネリックと比較しても安価な点がメリットです。世界で初めて効果と安全性が立証された薬を使いたいという方はバイアグラを、より安く同様の効果を得たいという方はバイアグラジェネリックを活用するのがおすすめです。

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バイアグラODフィルム

(出典:ヴィアトリス製薬

バイアグラODフィルムは、バイアグラの口腔内崩壊フィルムタイプです。バイアグラが青いひし形の錠剤なのに対し、バイアグラODフィルムは薄い赤色のフィルム剤となっています。バイアグラと同様に25mgと50mgの規格があり、有効成分も同じくシルデナフィルです。

舌の上で溶かして服用するOD剤(Oral Disintegrent)であり、水無しで簡単に服用できる点がメリットです。また、いざという時のために、財布や手帳などに忍ばせておけるという強みもあります。世界初のED治療薬であるバイアグラは他薬やジェネリックの台頭でシェア率を下げているものの、ODフィルムの登場で「いざという時のために携帯しておく常備薬」として活用する人も増えています。

\いざという時に備え医師に相談/
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アバナフィル(ステンドラジェネリック)

アバナフィルはED治療薬ステンドラのジェネリックで、有効成分として「アバナフィル」を含有しています。アバナフィルの効果は、PDE-5の活性を阻害し血管を拡張して勃起を促進する作用です。「第4のED治療薬」として日本の田辺三菱製薬によって開発された後、米国「Vivus社」に権利が譲渡され米国で2012年に認可、「ステンドラ」として販売が開始されます。

アバナフィルは、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3大ED治療薬のデメリットを補うような特徴があります。効果開始までの時間は約15分、効果持続時間は5~6時間で、食事の影響を受けにくいです。欧州や韓国ではすでに販売されている治療薬ですが、日本では未承認です。そのため、アバナフィルを入手するためには個人輸入に頼らざるを得ませんが、そのリスクを考慮するとおすすめできません。

他のED治療薬のデメリットが気になるという方でも、クリニックを受診して医師に相談することで、最適な薬が見つかるケースも多いです。未承認薬の個人輸入に頼る前に、ぜひ一度医師にどの薬を選べばよいか相談してみてください。

ウデナフィル(ザイデナジェネリック)

ウデナフィルは、アバナフィルと並び4世代のED治療薬として注目されている薬です。韓国では東亜製薬より「ザイデナ」として2005年に発売され、バイアグラに次ぐ第2位のシェアを獲得した実績があります。有効成分「ウデナフィル」は、PDE-5の働きを阻害し、血管の拡張により勃起不全の症状を改善する効果があります。

アバナフィル(ステンドラ)同様に、既存治療薬のいいとこ取りをしたような性質が特徴的です。効果開始までの時間は約30分~1時間、効果持続時間は約11~13時間です。また、食事の影響を受けにくく、副作用も出にくいというメリットがあります。得られる勃起の強さはレビトラに及ばないとされつつも、アジアで製造販売されアジア人に向いているという理由から人気度は高いです。

ただし、ザイデナおよびその他のウデナフィル錠は日本では未承認の薬であり、クリニックで医師に処方してもらうことはできません。そのため、ザイデナジェネリックのアバナフィル錠を個人輸入するケースも見受けられますが、安全性を考慮するとおすすめできません。アバナフィルと近い効果をもつED治療薬が欲しいという方、その他のED治療薬を使用して副作用などに悩まされたという方は、一度クリニックで医師に相談するのがおすすめです。

カマグラゴールド・スーパーカマグラ

スーパーカマグラ

カマグラゴールドは、インドのアジャンタファーマ社が開発したED治療薬です。バイアグラのジェネリック医薬品に当たる薬で、バイアグラ同様に有効成分シルデナフィルを含有しています。価格は4錠で約1,500円と新薬やその他ジェネリックに比べてかなり安いですが、日本国内では未承認の薬です。

また、同メーカーが製造販売するスーパーカマグラは、シルデナフィルに加え早漏防止の成分「ダポキセチン」も含有した薬です。バイアグラ相当の強い勃起力と射精までの時間を延ばす効果の両方を得られるとして人気ですが、スーパーカマグラも日本では承認されていません。

個人輸入で入手した薬の服用に際しては、思わぬ副作用を引き起こす恐れもあり、救済制度も利用できません。そのためカマグラゴールドおよびスーパーカマグラの個人輸入はおすすめできません。カマグラゴールドに含まれるシルデナフィルを配合したED治療薬を希望する方は、クリニックを受診して医師から処方してもらいましょう。

ED治療薬の新薬とジェネリック医薬品の成分・効果・副作用の違い

ここまでED治療薬のおすすめ10選をチェックしてきました。ED治療薬には新薬(先発薬)とジェネリック医薬品があり、どちらを選べばよいか分からず迷っている方も多いでしょう。ジェネリック医薬品は先発薬の特許が切れた後に製造・販売される後発品であり、同じ有効成分を使えるため先発薬に比べて開発コストがかからず、販売価格が安いです。三大ED治療薬とそのジェネリックを比較すると、下記のようになります。

  バイアグラ

バイアグラジェネリック シアリス

新薬 ジェネリック 新薬 ジェネリック 新薬 ジェネリック
成分 シルデナフィル シルデナフィル バルデナフィル バルデナフィル タダラフィル タダラフィル
効果 持続時間3~5時間・即効性30分〜1時間 左に同じ 持続時間5~9時間・即効性15~30 左に同じ 持続時間24~36時間・即効性1~3時間 左に同じ
副作用 出やすい(ほてり・頭痛など) 左に同じ 出やすい(ほてり・頭痛など) 左に同じ 比較的出にくい(ほてり・頭痛など) 左に同じ
価格 1,300~1,600円/錠 400~1,000円/錠 1,600~1,800円/錠 900~1,200円/錠 1,500~1,700円/錠 700~1,200円/錠
その他 添加物および形状は異なる 添加物および形状は異なる 添加物および形状は異なる

上記のように、新薬とジェネリックの違いとしては、含まれている添加物や錠剤の形状などが挙げられます。そのため、新薬とジェネリックがまったく同一の薬というわけではありません。例えば、ファイザー社のバイアグラが青いひし形の錠剤なのに対し、ジェネリックは白色またはピンク色の丸い錠剤であることが多いです。しかし、なかには富士化学工業のように色・形状・添加物もバイアグラと同じジェネリックを製造する会社もあります。

すでにお伝えした通り、どの新薬に対してもジェネリックの方が価格が安いです。また、有効成分が同じであるために基本的な作用・効果もほとんど一緒です。また、副作用の傾向などに関しても差はないことが多いです。このような違いおよび共通点を考慮すると、費用を抑えたい方は新薬の特徴を抑えた上でそのジェネリックを活用するとよいでしょう。

例えば、費用を一番安く抑えたい方はバイアグラジェネリック、緩やかな効果を得たい方はシアリスジェネリック、というような選び方がおすすめです。

ただし、国内未承認のジェネリック医薬品には注意が必要です。特にバイアグラなど歴史の長いED治療薬はジェネリックの数も多く、国内未承認でより安価なジェネリックを個人輸入するケースも散見されます。ただし、承認されていないジェネリックには、想定外の副作用を引き起こすデメリットなどもあるため、決しておすすめできません。新薬であれジェネリックであれ、ED治療薬はクリニックを受診して医師の診断を受け、ご自身に合ったものを処方してもらいましょう。

ED治療薬の選び方のポイント4つ

ED治療薬のおすすめランキング10選を見てきましたが、自分に合った薬がどれか分からずに悩んでいる方も多いでしょう。まず前提として知っていただきたいのは、最適な治療薬を選ぶためには、医師への相談が欠かせません。最適な治療薬選びの一助として、下記の重要な4つのポイントを知っておきましょう。

効果の即効性で選ぶ

ED治療薬の選び方としてはまず、効果の即効性で選ぶ方法が挙げられます。今回ご紹介したED治療薬はすべてPDE-5阻害剤であり、勃起を妨げるPDE-5という酵素の働きを阻害することで、血管拡張作用を維持し、勃起を補助する効果があります。

この作用機序は共通しているものの、その効果がどれくらいの早さで現れるのかという即効性は、薬によって異なります。三大ED治療薬の中で即効性が最も高いのは、レビトラです。レビトラは他の薬に比べて水に溶けやすい性質をもち、体内に吸収されやすいために効果が出るのも早いです。一般的には、早い場合に服用から15分後、遅い場合でも30分後には効果が発現します。

この特徴を利用すると、突然性行為に及ぶ機会が訪れた際に、数十分前に飲むこともできます。ただし、レビトラは2021年10月に販売が中止されて以来、日本市場には出回っていません。レビトラのジェネリックは、即効性を含めレビトラ同様の効果を発揮する薬です。そのため、即効性の高い薬を求めている方はレビトラジェネリックを選ぶのがおすすめですが、体質や目的にも合わせて他の選び方3つもチェックしてください。

効果の持続時間で選ぶ

ED治療薬は、効果の持続時間で選ぶという選び方もおすすめです。ED治療薬の効果の持続時間は、短いもので3時間程度ですが、長いものでは最長36時間です。例えば、金曜日から土日も通して効果を得たいという場合、30時間以上の持続時間がある薬を金曜日の夜に服用すれば、週末に複数回薬を服用する手間を省けます。

効果の持続時間が最も長いED治療薬は、シアリスです。シアリスは10mg錠で~24時間程度、20mg錠で最大36時間の持続時間を発揮します。ただし、バイアグラやレビトラに比べて得られる即効性は低く、また得られる勃起の硬さとしても緩やかです。そのため、持続性に加え「どれくらい早く効果を得たいか」「どれくらいの硬さを得たいか」という点も考慮してED治療薬を選びましょう。

なお、ED治療薬を服用しても持続時間中ずっと勃起し続けるわけではありません。持続時間内に性的な刺激・興奮のあった場合にのみ勃起する効果が得られ、持続時間中どのくらい勃起するか・何回性行為を行えるかは、個人差があります。

食事の影響や副作用の少なさで選ぶ

ED治療薬は、食事への影響や副作用の少なさで選ぶことも重要です。ED治療薬と一口に言っても、種類によって食事がどのくらい効果に影響するのかや、どのくらい副作用が生じるのかは異なります。下記は、三大ED治療薬の食事の影響および副作用を比較したものです。

バイアグラ レビトラ シアリス
食事の影響 受けやすい やや受けにくい 受けにくい
副作用 出やすい 出やすい 出にくい

バイアグラやレビトラに比べ、シアリスは食事の影響を受けづらく、副作用も出にくいというメリットがあります。そのため、食事の影響や副作用を最小限に抑えたい方は、シアリスやそのジェネリックを選ぶのがおすすめです。ただし、副作用は体質や持病などによっても異なるため、医師とも相談してご自身に合った薬を選ぶことも重要です。

また、どの薬を服用する場合でも脂質の多い食事をした後では、薬の成分が吸収されづらいです。そのため、ED治療薬の服用前には脂っこい食事は控え、できれば空腹時に薬ごとの即効性を考慮した上で服用しましょう。

アルコールに関しては、適量であればどの薬に関しても問題ありません。ただし、過度の飲酒をした場合薬の効果を感じづらくなるため、注意してください。また、どの薬も基本的に水またはぬるま湯で服用してください。水無しで服用したい方は、バイアグラODフィルムを選ぶのも一つの手です。

早漏改善効果プラスなどその他の効果で選ぶ

ED治療薬は、早漏改善効果がプラスされたものなど、その他の効果で選ぶこともできます。例えば、カマグラゴールドに早漏防止成分「ダポキセチン」が加わったスーパーカマグラなどの製品もあります。しかし、スーパーカマグラに関しては日本国内で未承認の薬です。副作用や偽薬などのリスクが高い個人輸入はおすすめできず、自己責任となります。

早漏防止など他の効果を得たいという方は、ED治療薬を処方してもらう前に医師に相談するのがおすすめです。

ED治療薬に関する注意点7つ

 

ED治療薬を選ぶ際には、即効性や効果の持続時間、副作用の程度などで選ぶことが重要だと分かりました。体質や服用方法によっては、ED治療薬で重篤な副作用を引き起こす可能性もゼロではないため、十分に注意したいものです。ここでは、そんな副作用に関する注意点を含め、ED治療薬を服用する前に知っておきたい7つの注意点をチェックしましょう。

副作用の有無や程度、過剰摂取に注意する

ED治療薬を服用する際には、薬ごとに起こり得る副作用の種類と程度を理解し、絶対に過剰摂取しないことが重要です。今回ご紹介したED治療薬はどれも血管拡張作用があるため、「顔のほてり」「目の充血」「鼻づまり」「頭痛」などの共通した副作用のリスクがあります。

ただし、三大ED治療薬のうち、シアリスは上記のような副作用が出にくい薬として知られています。ED治療薬の服用に伴い起こり得るその他の副作用は、下記の通りです。

  • 筋肉痛
  • めまい
  • 消化不良

また、ED治療薬は有効成分の含有量が多いほど、副作用のリスクも高まります。効果を感じづらい場合などに、医師の指示に従って含有量の多い錠剤に切り替えることは問題ありません。ただし、有効成分の含有量を問わず、1日1錠までという原則は変わりません。

過剰摂取は既述の副作用のリスクを高めるとともに、思わぬ副作用を引き起こす恐れもあります。したがって、ED治療薬の過剰摂取は厳禁です。医師に処方された薬を1日1錠までに限り服用し、次の服用までには24時間以上を空けましょう。

併用禁忌の薬に注意する

ED治療薬の服用に際しては、併用禁忌の薬にも十分に注意してください。ED治療薬は、ニトログリセリン系(硝酸剤系)の薬との併用がNGとなっています。その理由は、狭心症や心筋梗塞の治療に用いられるニトログリセリン系の薬は、ED治療薬同様に血管を拡張し血流を促す効果があり、併用によって効果が強まりすぎてしまうためです。

ED治療薬とニトログリセリン系の薬を併用した場合、急激に血圧が下がり命に危険が及ぶリスクもあります。他にも、重度の不整脈の方に処方されるアンカロン錠やアミオダロン塩酸塩錠などを服用している方は、ED治療薬を使用する前に必ず医師に相談しましょう。

また、選択的セロトニン再取り込み阻害薬やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬など、うつ病の治療薬には性欲減退や勃起不全の副作用も報告されています。血圧を下げる目的で処方される利尿剤、β遮断薬、Ca拮抗剤なども、勃起不全の副作用があります。EDに悩んでいる方の中には、これらの薬の服用によって薬剤性EDを患っている方も一定数います。ED治療の診療に際しては、服用している薬について必ず正直に医師に伝えてください

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グレープフルーツの摂取など飲み合わせに注意する

併用禁忌の薬に加え、食品とED治療薬の飲み合わせにも注意してください。ED治療薬は、その種類を問わずグレープフルーツと相性が悪いです。理由は、グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン」という成分が、服用したED治療薬の有効成分を分解する体内酵素の働きを弱めるためです。

一般的に、服用した薬の成分は一定量が分解・不活性化されます。フラノクマリンを摂取すると分解・不活性化されるはずの成分まで血液中に入ることになり、薬の吸収量が増え作用が大幅に強まってしまいます。薬の作用が強まると思わぬ副作用に見舞われるリスクも高くなり危険です。

ED治療薬を服用する予定のある方は、少なくとも服用の2日前から、グレープフルーツ果汁やグレープフルーツジュースの摂取を控えてください。また、グレープフルーツ以外にフラノクマリンを多く含む柑橘類と、多くは含まない柑橘類を下記の表にまとめましたので、参考にしてください。

フラノクマリン多く含む(=飲み合わせに注意) フラノクマリンが少ない
グレープフルーツ、ハッサク、金柑、夏みかん、スウィーティー、ブンタン、ダイダイ、ライム、晩白柚、サワーオレンジなど レモン、オレンジ、ネーブル、ポンカン、デコポン、すだち、ゆず、温州ミカン、日向夏など

 

服用時のアルコールの飲み過ぎに注意する

ED治療薬を服用する際には、アルコールの飲み過ぎにも注意してください。一般的に、ED治療薬を服用する際にアルコールを適量摂取するのは問題ありません。EDの種類が心因性EDの場合、適度な量のアルコールを飲むことで、リラックスして性行為に臨める点もメリットです。

しかし、大量の飲酒を行うと、下記のようなデメリットを被ることになります。

  • いつもより酔いが回りやすくなる
  • 勃起を促す脳の指令が伝わりづらくなり薬の効果が発揮されないことも
  • 薬とアルコール双方の血管拡張作用により副作用が強まることも

薬およびアルコールの血流を促す作用は、陰茎だけでなく全身に及んでいます。この作用により、酔いが回りやすくなったり副作用が強まったりする恐れもあるため、過度の飲酒は危険です。ED治療薬とアルコールを併用する場合には、リラックスして性行為に臨むために必要な、ほろ酔い程度の量にとどめましょう。

次回服用まで24時間以上空ける

ED治療薬の服用は、次回の服用までに24時間以上を空ける必要があります。国内で承認済みのED治療薬は、種類を問わず24時間につき1錠までと決められています。これは、有効成分の含有量を問わず、処方された錠剤につき1日1錠までというルールです。

また、腎障害をお持ちの方など体質や持病によっては、より長い間隔を空けた方がよいケースもあります。心配な方は、ED治療薬を処方してくれた医師に相談しましょう。

ED治療薬は、次の服用までに24時間を空け1日1錠までという用法用量を守れば、重篤な副作用のリスクを軽減できる上に、毎日服用しても効果が発揮されなくなるということもありません。

安全面・効果両方の観点から、ED治療薬の服用は次回の服用までに必ず24時間以上の間隔を空けてください

効果の認められていないサプリ等に注意する

今回ご紹介したED治療薬の中でも、おすすめできるのは医師による診察・処方の必要な国内承認済みの新薬およびジェネリック医薬品のみです。

EDへの効果を謳っているサプリメントなどが出回っていることもありますが、効果・安全性の認められている有効成分が含まれているわけではありません。ED治療薬として国内で承認されているのは「バイアグラ」および8社のジェネリック、「レビトラ」および2社のジェネリック、「シアリス」および9社のジェネリックのみです。効果の認められていないサプリや効果を誇大表現したサプリには、くれぐれも注意してください。

なお、精力減退に対処するための精力剤やサプリの中には、ED治療薬と併用できるものも多いですが、種類や容量によっては併用しない方がいいケースもあります。ED治療薬を処方してもらった医師にその都度確認をし、安全にED治療薬およびサプリを使用しましょう。

偽物の薬を個人輸入するリスクに注意する

ランキングの項でもお伝えしましたが、国内未承認薬の個人輸入は奨励できません。バイアグラのジェネリックであれば、バイアグラ同様にシルデナフィルを配合している海外のジェネリックも多いですが、日本国内での効果・安全性は確認されていません。

また、同一成分が配合されて薬として偽薬を入手してしまうケースも多いです。個人輸入できる海外製の国内未承認薬は、承認済みの処方薬に比べて安価なことが多いですが、思わぬ副作用に見舞われるリスクもあります。その結果、ED治療薬を服用し続けられなくなる可能性もあるため、安いからという理由で偽薬の可能性もある国内未承認薬を個人輸入するのはおすすめできません。

ED治療薬に関してよくある質問6つをチェック!

ED治療薬を服用する上では、副作用や併用禁忌薬、偽薬などのリスクに十分に注意し、1日1錠までという原則を守ることが重要です。ED治療薬の種類や効果、副作用についても理解が深まってきたことと思いますが、まだまだ疑問が残っているという方も多いでしょう。最後に、ED治療薬に関してよくある6つの質問を確認してください。

ED治療薬は食前の空腹時と食後どちらに摂取すべき?

食前の空腹時と食後を比較した場合、ED治療薬は食前の空腹時に摂取する方がおすすめです。ED治療薬への食事の影響は種類によっても異なりますが、バイアグラなど食事の影響を受けやすい薬もあります。

有効成分が腸から取り込まれやすく効果を実感しやすいのは、食前の空腹時です。例えばバイアグラの場合、性行為の1時間前に飲むのに適していますが、空腹時であれば性行為の30分前に服用しても効果が発揮されることも多いです。

また、脂っこい食事をしてしまうと、腸に膜が張られることで薬の有効成分が吸収されづらくなります。「焼肉・ステーキ」「中華料理」「フランス料理」など油分の多い料理を避け、さっぱりした料理を選ぶことで、効果を損ねずに済む確率が高まるでしょう。

なお、服用方法にも注意が必要です。効果を正しく発揮するためには、水またはぬるま湯で飲むことが望ましいです。

ED治療薬のクリニック処方薬と個人輸入はどちらがおすすめ?

ED治療薬は、医師による処方が必須となる国内承認済みの処方箋医薬品のみがおすすめです。医師の処方なしで購入できるサプリなどはED治療薬に該当しません。また、国内未承認の海外製ED治療薬を個人輸入するのもおすすめできません。

未承認薬の個人輸入には、偽薬を入手してしまい効果を得られないリスクや、思わぬ副作用を被るリスクが付きまといます。日本国内で認可を受けた薬を医師に処方してもらった場合、副作用が起きても「医薬品副作用被害救済制度」を利用できます。個人輸入の場合には自己責任となってしまうため、必ずクリニックで医師の診察・説明を受け、国内承認済みED治療薬の正規品のみを服用してください。

ED治療薬は保険適用外?

ED治療薬への保険適用は、2022年4月より、不妊治療目的の場合に限り認められるようになりました。対象となるED治療薬は、ED治療薬「バイアグラ」「バイアグラODフィルム」「シアリス」のみです。

不妊治療目的だと認められない場合、その他の基準を満たさない場合には保険適用外となることを、あらかじめ理解しておきましょう。

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ED治療薬を飲むと持続時間中ずっと勃起し続ける?

本記事でもお伝えした通り、ED治療薬にはそれぞれ効果の持続時間の目安があります。例えば、バイアグラであれば3~5時間、シアリスであれば24~36時間、効果が持続するとされています。しかし、この持続時間中ずっと勃起し続けるわけではなく、あくまで性的な刺激・興奮に応じて正常に勃起するという効果のみが得られます。

ED治療薬には血管を拡張する作用がありますが、直接的に性欲を高める、いわば媚薬のような作用はありません。そのため、持続時間の長いシアリス錠などを使用しても、一日中勃起し続けて困ることはないため、安心して服用してください。

半分に切った錠剤の服用期限はいつまで?

ED治療薬の一般的な服用期限は3〜5年です。ED治療薬を服用する方の中には、一錠を半分にカットして使用する方もいます。半分に割ったED治療薬の錠剤をそのまま放置しておくと、通常よりも劣化が早まるため注意が必要です。錠剤にもよりますが、例えばバイアグラの場合、錠剤の外側にコーティングが施されており、割ることで内部が空気中の水分に触れてボロボロになるリスクもあります。

均等に割るための割線が施された錠剤であっても、半分に割った錠剤を空気に触れさせたまま放置しておくと劣化が早まります。その結果服用期限の切れた錠剤を飲んでしまい、思わぬ健康被害に見舞われる可能性もあるため注意が必要です。すぐに服用しない分の錠剤はシートから出さず、直射日光および高温・多湿を避け、室温で保存してください。

また、有効成分の容量が多いために錠剤を半分に割って服用しているという方は、一錠ごとの容量が少ないタイプを処方してもらえる可能性もあるため、まずは医師に相談してみましょう。

薬の処方以外にED治療方法はある?

ED治療薬の有効率は、65歳未満の男性に対して約90%とも言われており、確実な治療法の一つです。しかし、他にも下記のようなED治療の選択肢は存在します。

  • 陰圧式勃起補助具の使用
  • 陰茎海綿体注射による治療
  • ED治療機器「レノーヴァ」などによる治療

持病などによりED治療薬を服用できないため、上記のような治療を受ける人もいます。どのような治療を受けられるかはクリニックによって異なり、どの治療法が最適かは個人によって異なります。どの治療を受ける場合でも、医師とじっくり相談した上で決めるのがおすすめです。

また、ED改善のために市販精力剤やサプリなどを活用する方も多いですが、即効性はありません。食生活の乱れや栄養不足が勃起に悪影響を与えているケースもあるため、サプリなどで栄養を補うことは重要です。ED治療薬を性行為の前に服用しつつ、長期的にサプリなどで栄養補給や体質改善を図るというケースも多いです。

ED 治療薬 ランキングまとめ

ED治療薬の主な新薬には、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3つがあります。それぞれ、

・バイアグラ:世界初のED治療薬
・レビトラ:最も高い即効性および勃起の強さを得られる薬
・シアリス:持続時間が最大36時間と長い薬

という特徴があります。また、各ジェネリック医薬品は上記新薬よりも安価な点がメリットです。

どのED治療薬が合うかは個人によっても異なります。ED治療薬を服用してEDの症状に対処したいものの「どの薬を選ベばよいのか分からない」という方は、専門クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

ED治療におけるオンライン診療の詳細は下記記事をチェック!
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